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ドローンも飛行機と同じです。

カテゴリー:インストラクターのつぶやき 

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こんにちは!モビナビスクール事業部です。前回のブログで飛行機を題材とした航空管制のドラマをお話しました。本日は航空管制について身近なお話をしたいと思います。

みなさんは旅行、出張などで飛行機をご利用したことがあるかと思いますが、航空管制が、当機が出発から到着までどのように誘導しているかをお話します。

■中部国際空港から福岡空港までのケース

①搭乗終了(扉が閉まる)
セントレアデリバリーからATCフライトプランが承認されるとセントレアグラウンドコントロールより滑走路に向けてタキシング許可がだされます。トーイングカーで飛行機を押してエプロンから出ます。

②滑走路に近づくとセントレアグラウンドからセントレアタワーに交信が引き継がれます。管制官が離陸にむけて、滑走路上に飛行機等がいないか、上空の空域を確認して滑走路へ侵入の許可を出します。(まだここでは離陸許可が出されていないので離陸できません)

③管制官が風向き、風力などの飛行に関する情報が伝えられ、タワーからの離陸許可を受けて機長は速度を上げて離陸していきます。

④セントレアディスパーチャーに交信が引き継がれ指定された航空路の高度をあげていきます。

⑤指定された航空路に近づいたら、東京コントロールに交信が引き継がれていきます。
※途中飛行航路により、高度10,000M以下では神戸コントロールに引き継がれるときもあります。

⑥福岡空港付近に近づくと、福岡アプローチに交信が引き継がれ、着陸にむけて高度をさげて、管制官に従い空港周辺まで誘導していきます。

⑦福岡タワーに交信が引き継がれ、着陸許可がだされましたら、着陸を行います。

⑧福岡グラウンドに交信が引き継がれ、滑走路から誘導路、駐機場に誘導されて到着となります。
( ※飛行ルートは想定であり実際とは異なります)

飛行機は離陸から着陸まですべて許可がないと先に進めません。 無人航空機(ドローン)も操縦者(関係者)が飛行計画を作成し、関係各所に申請、承認をもらい、飛行計画通報を行ってから飛行ができます。空路は信号、交差点、標識などがないのでルールを守らないと事故につながる点では私たち旅行などで乗る飛行機もドローンも同じですね